Bさんのご実家がアパートを経営していた土地は、都心のターミナル駅まで地下鉄でわずか10分という人気のエリアにあり、その地下鉄駅まで徒歩数分という好立地でした。建て替えにあたっては賃貸住戸を確保しながら同じ建物の中に自宅を確保する「賃貸併用住宅」にしたいと考えていました。しかし相談した大手ハウスメーカーのプランは、法律で認められる延床面積の60%ほどしか使っていません。理由を聞くと、斜線制限のため3階が小さくなるから、ということでした。そこで相談したのが山川設計です。「鉄筋コンクリート造は形が自由になるので斜線制限をギリギリでクリアすることができる」という返事があり、実際、その後提示されたプランは100%の広さを確保したのはもちろん、地下を活かして賃貸住戸をメゾネット式にするアイデアもBさんの期待以上のものでした。竣工後はすぐに満室の経営が始まりました。