Uさんご夫妻がようやく見つけた敷地は、静かな住宅街でありながら都心部で駅も近く、通勤・通学はもちろん、生活も便利という理想的な立地です。ただし20坪弱の狭小地で、形も真四角ではなく台形をしていました。それでもこの敷地を活用したいと思ったUさんご夫妻。以前から、大ファンであった山川設計に依頼しました。山川設計のデザインのポイントはアールを活用することです。曲線でやわらかな美しさを表現すると同時に、土地の台形をなぞり、余すところなく使い切ったのです。さらに、LDKやゲストルームは床の高さを下げ、スキップフロアとすることで天井の高い開放感のある空間に仕上げました。都市の3階建ての可能性を改めて感じさせてくれる住まいです。