天井高が6m近くあるリビング。その高さを優雅に演出するドレープカーテン――リビングというよりはサロンと呼びたくなるようなくつろぎの空間は、山川設計との出会いがなければできませんでした。都内でも指折りの住宅地に敷地を確保したTさんご夫妻。ヨーロッパで見かけた大きな中庭を囲む石造りの住宅をイメージして最初はハウスメーカーに依頼しました。しかし、何度打ち合わせを重ねても思うようなプランが出てきません。ちょうどその時に雑誌で山川設計の住宅を目にして、まさにこれこそ欲しかったイメージだと連絡を取りました。イメージが共有されているので、打ち合わせはスムーズに進行、車3台を収容するビルトインガレージのある棟と、中庭を挟んでもう一棟を平行に設け、それを玄関ポーチのある建物でつないだコートハウスが誕生しました。優雅な佇まいの邸宅が街並みをさらに美しく引き立てています。